経皮毒

口から食べ物を入れることを経口吸収と言い、
食べ物に含まれる毒のことを経口毒と言います。
これに対して、皮膚を経由して身体に吸収されることを経皮吸収と言います。
皮膚から物質が入る???
なんで皮膚から入ることがそれほど騒がれているのでしょうか?
口から入ったものに悪いもの(経口毒)があれば、人間の身体はうまくできており、
肝臓・腎臓で解毒され、小便・大便と出るところがあります。
特に悪ければ、すぐに身体が反応して吐くか下痢するかして、
90%以上身体から出すことができます。
ところが、皮膚から入る有害化学物質の経皮毒は、
出すところがないため、90%身体に蓄積されます。
シャンプーや化粧品の原料のプロピレングリコールやラウリル硫酸ナトリウムが
サリンと比べて毒性が弱いといっても、
間違って身体に触れてしまうと事故になるほどのものです。
サリンとの違いは、サリンが急性毒性とすれば、
経皮毒と呼ばれる日用品の有害化学物質は慢性毒性です。
あなたが使っているうちに、知らず知らず少しずつ身体に溜まっていき毒性をあらわしていくでしょう。
このため、メーカーでは、もともと危険な物質のためどれくらい
薄めたら症状が出づらいかという動物実験をしています。
もし、シャンプー・化粧品の裏にサリンって書いてあったら、びっくりして誰も使わないと思いますが、
プロピレングリコールとかラウリル硫酸ナトリウム・・・って
書いてあっても悪いものかどうかわかりませんよね。。。